mixiよりもTwitterを使ってしまう理由

mixiの新機能はソーシャルグラフをリフレッシュするか « ソーシャルウェブが拓く未来


この記事が非常に面白かったので、自分も書いてみます。


mixiは「ソーシャルグラフ」を核としてサービスを展開しています。ソーシャルグラフとは、ある人が持つ他の人とのつながりの総体のことです。ざっくり言うと、マイミク全員とのつながりのことです。


mixiのサービスは、日記にしろ、ボイスにしろ、アプリにしろ、ソーシャルグラフ(マイミクとのつながり)の上で展開されているからこそ楽しめるサービスです。例えば日記はソーシャルグラフの上にあるからコメントがもらえるし、アプリはマイミクと競ったり協力したりすることができます。つまり、ソーシャルグラフをいかに充実させるかがmixiを楽しむために重要なわけです。


ところが、上のリンクの記事では、次のようにあります。

mixiが抱えている問題は、ソーシャルグラフが劣化する点にあると考えています。

僕は高校生の頃からmixiを使っていますが、そのソーシャルグラフはもう古くなっています。

グラフを構成する「友人」の大半は中学・高校の頃の同級生、先輩、後輩であり、寂しい話ですが、彼らとはもう疎遠になってしまっています。

ゆえに、僕はmixiでは日記もつぶやきも書きません。思い立った時にログインするくらいです。

これには僕も同意です(とはいえ、まだまだmixiしかやっていない人が多いので、その人たちにとっては問題になってないでしょうが)。


それに対して、ツイッターソーシャルグラフは劣化しづらいです。なぜならば、mixiは相互承認制なのに対し、Twitterはフォローという相手の承認なしにつながりをつくれる仕組みを採用しているからです。いわゆる「ゆるいつながり」ですね。また、あしあともつかないので、気軽にその人のツイートを見ることができます。これにより、Twitterはちょっとした知り合いや、先輩・後輩など少し気を使ってしまう相手ともつながれるサービスとなりました。その結果、mixiソーシャルグラフよりTwitterのそれの方が魅力的になり、mixiよりTwitterを使うようになるというわけです。


自分もTwitterの方が研究室のメンバー(先輩・後輩だけでなく先生も)が多く、大学の友人も多くいるため(つまり現在のつながりが強い人が多くいる)、mixiよりもTwitterを使うことが多くなりました。


mixiは強いつながりを活かしたサービスができればいいと思うのですが、なかなか難しそうな印象です。「同級生」とか「同僚」とかソーシャルグラフを充実させる施策はとってるんですけどね。